訪問看護師が行う仕事内容

D to P with Nでは、オンラインの診療の際に、看護師が患者のそばにいて、医師の指示に従って、診療の補助することを指す。訪問看護師には、医師が作成した診療計画に基づいた訪問看護指示書が送られ、看護師はその指示書に従って診療補助を行う。D to P with Nでも看護師が患者を訪問した際には、最初にバイタルチェック、アセスメントを行うのが基本だ。

オンライン診療の際には、医師の指示のもとに診療補助をするが、その中には点滴注射や褥瘡の処置、吸引や人工呼吸器の管理などが含まれる。また、疼痛や脱水等の症状について医師に伝えたり、服薬管理を行うのもD to P with Nの仕事の一つだ。訪問看護を受けている人は、病態が安定していない人も多いので新たな症状を医師が見付ける場合もあり、その際には、看護師が医師の指示の下、血液検査や尿検査などを行うこともある。

訪問看護師は、医師と連携するだけでなく、オンライン診療に慣れていない患者の不安を和らげ、患者が主治医に相談しやすい環境を作ることも大切だ。日ごろから患者の気持ちに寄り添う看護を行って、患者の信頼を得るように心掛けると良いだろう。医療機関とのコミュニケーション、訪問看護ステーション内での情報共有もきちんと行うことも大切だ。電子カルテを採用している訪問看護ステーションでは、看護記録や報告書なども手書きではなく、端末上で行うことができるようになっている。その場合には、端末の操作や、電子カルテの使い方なども覚えることも必要なのだ。便利ではあるが、オンライン診療における看護師の役割は非常に大きいといえるだろう。