オンライン診療に活用できるシステム

オンライン診療システムは、遠隔での診察や薬の処方を支援するためのシステムだ。オンライン診療は、ZOOMなどでも可能だが、オンライン診療専用のシステムには、診療以外にも役立つ機能が付いている点が違う。例えば、オンライン診療専用のシステムには、Web問診やクレジットカードによる決済、処方箋の発行や送信などの機能が付いている。オンラインでの服薬指導が可能なものもあり、診療だけでなく、予約から決済、処方まで総合的にサポートしてくれるのである。

医療機関がオンライン診療システムを導入する際には、患者自身が予約や診療、決済などで利用しやすいと感じるものを選択することが重要である。アプリに対応したものであれば、患者はスマホで簡単に予約などの手続きができる。「CLINICSオンライン診療」、「YaDoc」、「LINEドクター」などは、患者が手軽に受信予約をできるシステムがある。「Curon」は、オンライン問診が可能なシステムだ。また、医師が診察したい部位を、患者に事前に写真撮影してもらい、診察前に確認することができる機能もある。「CARADA オンライン診療」は、専用アプリは必要なく、ブラウザで診療が可能なシステムである。宅配業者が患者宅へ薬の配送も行う。

システム導入に際して初期費用がかかるものもあれば、初期費用が0円のものもある。また、決済手数料や事務手数料が必要なものの、初期費用と月額利用料が無料のシステムもある。機能や費用面を十分比較した上で最適なシステムを導入したいものだ。